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法多山尊永寺 愛染堂
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煩悩即菩提
放たれた矢の先にあるもの
愛染明王様がかかげる弓矢は煩悩即菩提の教えの象徴なのです。
人間の欲心は否定されるのではなく、むしろ目標を達成させるエネルギーとして生かされるべきで、その欲を仏の願い(人々を救済したいという”大きな大きな欲”)に近づけていこうとする歩みが成仏(仏となる様=悟り)の要諦。諦めによる欲望の抑制は停滞を生み出します。欲望も意味があって生来備わっているという概念が真言密教では説かれております。
八方に収められた
それぞれの鬼瓦に宿る願い
リアリズムの追求
乾漆技法による新像
西洋彫刻を志した仏師がお身体を制作し、若き女性の彩色職人の感性によりお姿を現された仏様 弓をかかげる一つ一つの指先、そしてお背中のせり上がり。お体のしなやかな曲線美を粘土で成形し、繊細に仕上げていく乾漆技法だからこそ、言うなれば”艶かしい美しさの表現”が可能となりました。
愛染明王様がかかげる弓矢は煩悩即菩提の教えを象徴するものなのです。
人間の欲心は否定されるのではなく、むしろ目標を達成させるエネルギーとして生かされるべきで、その欲を仏の願い(人々を救済したいという”大きな大きな欲”)に近づけていこうとする歩みが成仏(仏となる様=悟り)の要諦。諦めによる欲望の抑制は停滞を生み出します。欲望も意味があって生来備わっているという概念が真言密教では説かれております。
鬼瓦の前額部それぞれに施されているものは愛染様のご持物。子孫繁栄・結婚・息災延命・欲・蘇り・妬み・憤り・浄化、八つの煩悩を表した鬼瓦が愛染堂の軒先に配置されています。愛染様のお力により昇華されていく人々の願いの様が一つ一つ異なるその表情に現されています。
煩悩即菩提
放たれた矢の先にあるもの
八方に収められた
それぞれの鬼瓦に宿る願い
リアリズムの追求
乾漆技法による新像
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